Bさんのケース
(女性/70代/ラクナ梗塞)
発症からの期間 | 7ヶ月 |
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症状 | 手が上がらない、歩きの時に足を引きずる |
利用頻度 | 週2回 |
来所手段 | 車(家族の送迎) |
最初の目標 | 手が挙がらない、畑がしたい |
成果 | 手の挙上範囲の改善、手の巧緻性向上、歩行時の足の引きずり軽減 |

発症
2017年9月に発症しました。
稲刈りで忙しい時期で、その日は身体がだるく風邪だと思っていた。そんな中、畑に水やりに行った時につまずいたんです。起き上がろうとしたら起き上がれず、その場にいた息子に助けを求めました。夜間対応の診療所へ行ったが診断されず一時帰宅したものの様子がおかしい為、翌日病院を受診し即入院となりました。点滴治療が行われたのですが、その時徐々に腕が上がらなくなってきたんです。
退院時の状態
ご本人:とにかく左腕が上がらないことに不便を感じていた。指も伸ばしづらかったり力が入りづらく茶碗を持っていても傾いていました。
息子さん:腕が上がらないこともありますし、あとは身体が左側に傾いていて足の上がりが悪く引きずっていました。
きっかけ
息子さん:退院にあたりリハビリできる施設をインターネットで探しているときにホームページをみつけました。最終目標は畑仕事が出来るようになって欲しいので、デイサービスなどの施設では1対1のリハビリは難しいと思っていたから、リハビリを十分にできる施設を探していました。
実際に受けてみての感想
息子さん:姿勢は良くなりましたね。特に麻痺のある左肩が下がっていたのが元に戻ってきました。あとは足の引きずりが良くなりましたね。
本人:病院生活は自主リハビリも積極的にやりましたが、やり方など納得せずに行っているものもありました。ここでのリハビリは迷いなく行えているので満足しています。
姿勢が改善し、腕も上がるようになりました
生活の変化
息子さん:生活の中で左手をしっかり使えてきているようです。両手を使いながら炊飯器でお米を炊きやすくなり、食器も落とすことが減り以前より傾かずに上手く運べるようになりました。雑巾絞りも握力がアップしたのかキツク絞れるようになっていますね。
本人:左手でボタンのつけ外しや、腕が後ろに回るようになって着替えが1人できるようになりました。畑仕事はでクワを握っての作業も最近再開しました。畑の狭い不整地でも歩きが安定してきたので、どんどん歩いています。あと長いホースをさばきながら水やりもやっています。
クワを握って作業できるようになりました!
今後の更なる目標
ご本人:畑へ出始めて徐々にできることが増えています。腕を上げて長い時間の作業がまだ疲れやすいので、さらに良くしていきたいです。
畑での作業の様子
さらに良くしていきたい、と話すBさん